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dbNETメールマガジン【VOL.78】

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   ☆★☆   dbNET   Weekly ニュース    ☆★☆
                            【VOL.78  2016年 4月 22日】
 
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■■   今週のもくじ
■ 1. プロローグ
■ 2. dbNET会員企業紹介  ~株式会社横森製作所~
■ 3. J.Hのささやき VOL.74 『材木考 松(2)』
■  4. 今週の書籍案内
■ 5. dbNETファミリーへのリンク 
■ 6. エピローグ
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1.プロローグ

こんにちは、志摩です。
いよいよ五月です。皐月です。一年で最も綺麗な季節ではないでしょうか。
そう思っていたところへ、熊本県で大きな地震が起き、影響は広範に渡っています。
死者も増えています。
前震、本震、余震といった言葉が何度も聞かれました。
九州というと、あまり地震とは縁がないとう印象でしたが、そうではなかったので
すね。
日本は地震大国であるとあらためて知らされました。
亡くなった方のご冥福を祈るとともに、一刻も早い復旧を願う次第です。

大災害が続いたため、ふと思ったことがふたつあります。
ひとつは、国防についてです。
国防というと、真っ先に思い浮かべるのは、他国からの侵略に備える、阻止する、
国を守る、ととらえられますが、それを仮に『外(がい)・国防』と命名するなら、
その対概念としての『内(ない)・国防』という概念、および言葉が必要なのでは、
という思いです。
つまり、国の内側からやってくる自然災害としての攻撃に対して、いかに、国民の
生活を守るのか?
国土強靭化は、それに含まれます。
 
もう一点は、災害によって、人間の底力が試されているな、という思いです。 
公共心、互助精神、侠気(おとこぎ)、ボランティア精神、といった人間の美質
としての徳目が、日本人にどれほど備わっているのか? それが試されていると思
います。
志摩としては、日本人はいずれの面においても合格点を得ていると思っていますが。
 
一方、もうひとつの地震とも言うべき事象がありました。
『パナマ文書』なる奇っ怪な文書についての報道が世界を駆け巡りました。
世界は騒然とし、揺れ、アイスランドの首相は辞任に追い込まれ、イギリスのキャ
メロン首相(今回の熊本地震に対して逸早く支援表明をしてくれました)は、コー
ナーに追い込まれたボクサーのように防戦に努めています。
タックス・ヘイブンについては、薄々は皆さんも気付いていたと思いますが、世界
の現役政治家の名前がのぼってきたので、志摩はおっと思いました。
ロシアのプーチン大統領、チャイナの習近平主席など。驚くと同時に、さもありな
んとも思いました。そんなにゼニが欲しいのか、あんた、蓄財に励むなんてみっと
もない真似するなよ、と思いますが。
『それも権力と地位を利用した不当なゼニだろうがあ!』



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2.dbNET会員企業紹介   ~株式会社横森製作所~

このコーナーでは、dbNET会員企業を順次紹介しております。
企業概要、事業内容は各社のホームページより抜粋しております。
是非一度アクセスしてみてください。

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(株)横森製作所(本社:東京都渋谷区)は、建物になくてはならないものを、つくり
続ける。
街の発展とともに都市にあふれる高層ビル群。
いつしか建物内での上下移動の主役は、階段からエレベーターへと移行していきま
した。しかし、いかに建設技術が進歩したとしても、階段が建物になくてはならな
いものであることは言うまでもありません。
どんなに高層のビルでも、いかなる状況においても、どのような建物であっても、
使う人に安心をお届けできるようにすること。
それが階段の、「階段屋」である私たちの使命だと考えています

事業内容
横森式鉄骨化粧階段/Z55-FRC階段/各種鉄骨溶接階段
らせん階段・装飾階段の設計・製作・施工
階段用手すり/各種手すりの設計・製作・施工
建築用金属工事の設計・製作・施工 
インテリア階段の設計・製作・施工
階段リニューアル工事 等


  http://www.yokomori.co.jp/


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3.J・Hのささやき VOL.74 『材木考 松(2)』

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こんにちは、ジェームス・ホントです。

日本に自生するマツ属の松は8種類で、赤松、黒松のほかに、五葉松、朝鮮松、姫
小松、這松、琉球松、ヤクタネ五葉があります。よく見るのは赤松、黒松、五葉松
で、巨木になると、木肌は、いかにも強靭な印象で、亀の甲を思わせます。
松と呼ばれていても、実際は、マツではなく、たとえば、エゾ松はトウヒ属で、異
種です。
こうした樹木はたくさんあるようです。
優良松の産地としては、岩手県、福島県、宮崎県、大分県、鹿児島県、熊本県が著
名です。
 
ちょっと外国に目を転じると、アメリカのヨセミテ地域には、高さが百フィートに
達する砂糖松があります。英語でSugar Pine、つまり樹脂が甘くて薬用
になるので、和名で砂糖松と言われます。松毬の大きさは長さが30~50㎝もあ
り、直径は10~15%と人間の頭より大きいとか。根回りは10~12、3mに
及びます。世界は広い広い!

  『県木・家紋に多用される』

めでたい木ということで、我が国では松を県木とする所は多いですね。
岩手、群馬、福井、島根、岡山、山口、愛媛、北海道、沖縄の九県が松を県木とし
ています。
また家紋にも多数使われています。
子孫繁栄、長寿、日々好日、幸福招来を意味することから、ファンは多くその数は
百以上です。少しご紹介すると、光琳の松、二階松、松葉鶴、向い二つ松、松葉桔
梗、など。
読者の中にも、『うちの家紋にも松が入っているな』という方がおられると思います。

松はその他、着物、花札、絵画、人形、といった様々な分野でめでられ、詳細はと
ても書き切れません。
絵画では、安藤広重、葛飾北斎、長谷川等伯の絵が有名です。            
樹木のみならず、あの葉っぱも、実も、松脂も珍重されています。
中国には、葉を食べたり、煎じて飲んだりして、長寿、あるいは仙人になったとい
う伝説はたくさんあります。それゆえ、松林で働くキコリに病気なしという言い伝
えもあります。
韓国・北朝鮮の料理には、松の実が頻繁に出てくるとか。
 
松脂は、ロジンと呼ばれます。
野球のピッチャーマウンドの傍らに、よく置いてありますね。ロジンバッグ、愚生
は子供の頃、あれがなんなのかわからなくて、不思議に思っていましたが、あれに
は、ピッチャーの滑り止めの松脂が入っているのですね。ピッチャーは指先が滑る
と、暴投になるので、それを防ぐためのものです。

  『松根油』

また戦争中は、松の根を乾留して松根油を作り、ガソリン代わりにして戦闘機を飛
ばしていました。せつない話ですが、日本軍は燃料が払底して、そんなことまでし
ていました。
『二百の松は飛行機一機を一時間飛ばすことが出来る』というスローガンのもと、
全国民を松根掘りに駆り出した、という記録もあります。
しかし、『エンジンがかかりにくくて苦労した』と当時の現役のパイロットは語っ
ています。
で、全国の松がバッサバッサと伐り倒されて、戦中は松にとって受難の時でした。
戦争中、もっとも残酷な目にあったの植物は、松でした。
『合衆国軍が上陸した時、道路のいたるところに松の根や幹が積まれ、山腹は裸に
され、村々には蒸留装置の残骸が見られた』
有用ゆえに、ひどい目にあいました。

  『木材としての松』
 
松はもちろん、木材としての価値も高く、鉄道の枕木、屋根の棟木、土台などに利
用されてきました。残念ながら、現在の枕木はコンクリートになってしまいましたが。
東大寺、法隆寺にも松は用いられ、また桂離宮の古書院の柱、桁、梁、鴨居、天井の
回縁(まわりぶち)にはすべて松材が使用されています。
こうして見てくると、松には、杉と同様に、捨てる所がないな、と思います。
本体は言うまでもなく、葉、実、根、どこをとっても、我々に『恩恵』を与えてくれ
る植物なんですね。

  参考図書 『ものと人間の文化史・松』 高嶋雄三郎著 法政大学出版局
      
次回は『松(3)』です。
   
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4. 今週の書籍案内
   
  森まゆみ著『東京遺産 ~保存から再生・活用へ~』岩波新書 2003年発刊

2020年、東京でオリ・パラリンピックが予定されています。
小さな問題がポロポロ出ていますが、いずれも、解決が容易に予想される規模なので、
関係者の尽力に期待して、要らぬ憂慮は控えます。
東京で開催される一大イベントであるから、これを機に、東京にある歴史的建造物、
および文化的建造物と称される建物が、いかに保存され、あるいは、保存の努力、運
動にもかかわらず、消滅してしまったのか、あらてめて考えてみたいと思い、本書を
手にしてみました。
海外から来られる方は、もちろん、超近代的なものに賛嘆しますが、しかし、より賛
嘆するのは、実は、伝統的なもの対してなんですよね。なぜなら、そこにこそ、その
国の文化、伝統の真髄および美を見いだすからです。
『うちの国と大して変わらないな』では、来た甲斐がないというものです。

本書は①名建築を残したい②原風景と都市景観③さまざまな物語を背負って④暮らし
の中にいきづく建物、より構成されています。
東京にある『古くて素晴らしい建物』は多数ありますが、著者はまず上野にある東京
芸術大学の奏楽堂をあげ、ついで東京駅をとりあげます。
新装なった東京駅については、すでに大量の書物が出版され、あの素晴らしい景観の
ファンは多数いると思われます。
しかし、あと一歩で、解体という『憂き目』から、まさに、不死鳥のように蘇った経
緯については、あまり知られていないかも知れません。
かく言う筆者も、大女優の高峰三枝子、作曲家の黛敏郎などが、東京駅の保存のため
に尽力、あるいは努力したことについては、新聞程度の知識しかなくほとんど無知で
ありました。
 
おさらいすると、東京駅は、明治41年に工事着工、大正3年に竣工、設計は当時の
建築界の第一人者、辰野金吾です。現在でも、その光芒が色褪せていない著名な建築
家で、辰野の手になる建築物は現在でも各所にあります。
その東京駅は、いかにして保存され、さらに復元されたのか? 日本建築学会、JR、
東京都、多種多様な個人、組織、団体が結集して、東京駅は生き延びました。
『残したい建物』があり、しかし、これを解体すべしとの意見がある時、いかにした
らそれを阻止できるのか、東京駅の成功例が参考になると思われます。
 
2020年のオリ・パラリンピック開催に向けて、これからも、『あそこは古いから
撤去して、新しいものに作りかえよう』、『いや、あれは貴重な文化財だから、そう
簡単に壊されては困る』といった対立が生じるかも知れません。その意味で、歴史的
な建物を保存することの意義あるいは逆に、それに固執して期待にそぐわぬ結果に直
面した時の虚しさも記述されており、事の難しさについて考えさせられる好個の一冊
です。
詩人のサトウ・ハチロー邸は、保存に失敗という苦い体験も記されており、これは東
京に限らず、今後、日本のあちこちで起こりうる問題です。
保存か解体か移築か?
読者諸兄が住む街に、『残したい建物』はありますか?
つまるところ、経済的合理性を優先させずに、街と建物への愛情を優先させる。換言
すれば、文化に対する愛情の強度、それを作ったひとに対する畏敬の念の強さ、そこ
にかかっているようです。


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5.dbNETファミリーへのリンク

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6.エピローグ

『私有財産は、我々をひどく愚かにし、一面的にしてしまった。知る、考える、感
じる、愛する、といった人間的なあらゆる感覚が、すなわち、生の全体が、そのせ
いで堕落している』とある経済学者が19世紀の半ば頃言っていますが、なるほど、
と思う一方で、私有財産の容認こそが、近代市民社会の基本ですからねえ、と反論
したくなりますね。
まっ、数%の真理は含んでいると思われます。

お金は誰にとっても必要です。問題は、その必要の程度ですね。
百億も千億も、普通のひとは欲しがりません。だって、使えませんから。
使えなくとも、『病的な貨幣退蔵家』は昔からいますが、貨幣を隠匿してしまった
ら、貨幣は流通しませんから、これは罪です。
 
で、アメリカのビル・ゲイツのように、寄付、ということになります。
クリスチャンである欧米人には、この世で得たお金は神からの贈与であるから、遺
すのは不名誉である、独り占めは悪徳だという考えがあります。
しかし、直接、神にお返しは出来ないので、神とこの世の中間にある教会に寄付す
る。あるいは各種慈善団体に寄付する。
まあ、余裕のあるひとですね。
庶民には無縁な話です。
しかし庶民でも、日本人なら、神社に行けば賽銭を投げます。ちいさな心尽くしです。
災害が起きれば、小額ながら、たとえばコンビニに設けられた募金箱に寄付します。
 
日本でも、政治家などの収賄や違法な蓄財は昔からあります。
しかし、江戸末期から、明治草創期においては、そういった事例はほとんどありま
せん。まったくなかったとは言いません。
しかし、諸外国と比べると、信じられないぐらい少ない。
昭和の大将レヴェルの軍人でも、驚くほど質素な家に住み、質素に暮らしています。
恐らく、武士道、士道が底流にあると思います。
武士たるもの、金銭を無闇に欲しがるな、食い物にこだわるな、蓄財に励むことは
卑しい行為だ、という美意識ですね。
『小人は利を知りて、義を知らず』です。
で、明治以降の武士的美学を持った富裕人は、故郷の英才を育てるために寄付した
り、自宅に書生を何人も置いて面倒をみたり、といった行動をとりました。
江戸時代は、自らの財を公共的に費やすひとを『有徳人(うとくじん)と呼びました。

薩摩藩の西郷隆盛(遠祖は熊本と言われています)は、明治政府から多額の給料をも
らっていましたが、一文も手を付けていなかったとか。
どうやって食べていたのか? 
故郷からの細々とした仕送りで細々と生活していました。
武士という存在が消滅した現在、こうした心情の持ち主は、まだいると思います。
だって、サムライ・ジャパンでしょ?

庶民が労働によって得た報酬は正当なお金であり、誰に指弾されるものでもありま
せん。
衣食住にお金はかかるし、子供がいれば、出費もかさみ、その将来を考えれば、誰
でも、貯金、蓄財はします。
当たり前のことです。これはOK。
 
我が仕事を天職(英語ではCalling・神からの呼びかけ、つまり召命)と心
得て誇りをもって励み、贅沢をせず、慎み深く生活し、予測できない将来に備えて
貯蓄に励む。
神もお喜びになる。プロテスタントの倫理観です。
そうした精神によって蓄積された資本が、イギリスを発祥地とする近代資本主義を
生んだ、というドイツ人学者の説は有名ですね。
 
パナマ文書にあることがもし事実なら、名指しされた連中は『庶民道にも士道にも
もとる輩(やから)』です。
極寒のシベリアで、いやノース・コリアで強制労働を命ず、というのが志摩の意見
ですが、読者諸兄はいかん?

今回の熊本地震について、我々庶民に出来ることは何か?
ささやかなる『有徳人』となって、九州地区を援助することではないでしょうか?
国、行政に一任する前に、各人に出来るささやかな奉仕から、始めましょう。

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