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Vol.95 福沢諭吉について(10)

J・H のささやき VOL.95 『福沢諭吉について(10)』

                                                  『学問のすすめ』より

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Vol.94 福沢諭吉について(9)

J・H のささやき VOL.94 『福沢諭吉について(9)』

                『学問のすすめ』より

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『学問のすゝめ』の第7編は、『国民の職分を論ず』です。

『人民はすでに一国の家元にて、国を護るための入用を払うはもとよりその職分なれ
ば、この入用を出すにつき、決して不平の顔色をあらわすべからず。国を護るために
は役人の給料なかるべからず、海陸の軍費なかるべからず、裁判所の入用もあり、地
方官の入用もあり、その高を集めてこれを見れば大金のように思わるれども、一人前
の頭に割り付けて何程なる ~中略~ 一年の間に僅か一、二円の金を払うて政府の
保護を被り、夜盗、押し込みの患いもなく、独り旅行に山賊の恐れもなくして、安穏
にこの世を渡るは大なる便利ならずや。
およそ世の中に割合よき商売ありといえども、運上を払うて政府の保護を買うほど安
きものはなかるべし』

国家には色々と金が入用で、トータルすると大金に思われるが、一人一人の出費は一
円か二円程度だから、ちゃんと払おうや、それで、世の中安穏に暮らせるんだから、
という話です。
至極もっともな話で。
この7章では、税金のことを『運上』と言っています。
ただし、政府が暴政を行う場合は、正理をもって政府に迫るべきだと言います。

『たとい暴政府といえども、その役人もまた同国の人類なれば、正者の理を守て身を
棄るを見て、必ず同情相憐むの心を生ずべし。
すでに他を憐むの心を生ずれば、おのずから過ちを悔い、おのずから胆を落として必
ず改心するに至るべし』

政府に対して、かなり楽観的な言辞が続いています。
しかし、一方では、次のように記述します。

下総(千葉県)の名主に、かつて、佐倉宗五郎という義民がいました。
重税に苦しむ領民のために、将軍に直訴し、妻子共々、磔になりました。
福沢はその佐倉宗五郎を引き合いに出して、日本で唯一の『殉教者』として称揚して
います。
『人民の権義(権利)を主張し、正理を唱て政府に迫り、その命を棄てて終わりをよ
くし、世界中に対して恥ることなかるべき者は、古来唯一名の佐倉宗五郎あるのみ』
苛斂誅求(かれんちゅうきゅう)という言葉があります。
税を厳しく取り立てて、国民を苦しめることです。
宗五郎は義憤にかられて、勇敢にも行動しました。

総理は消費税のつかいみちについて言及していますが、ホントに税金の『正当なつか
いかた』というのは難しいですね。
万民が納得するような方策はないでしょうね。
こっちを立てればあちらが立たず。

福沢はこの章の最後をこう締め括っています。宗五郎讃歌ですね。
『他日これを記してその功徳を表し、もって世人の亀鑑(かがみ)に供すべし』

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Vol.93 福沢諭吉について(8)

J・H のささやき VOL.93 『福沢諭吉について(8)』

                 ~「学問のすすめ」より~

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Vol.92 福沢諭吉について(7)

J・H のささやき VOL.92 『福沢諭吉について(7)』

                 【学問のすすめ】より

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Vol.91 福沢諭吉について(6)

J・H のささやき VOL.91 『福沢諭吉について(6)』

                『学問のすすめ』より

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